子どもがAPD(聴覚処理障害)かなと思ったときや、病院で診断されたときに
「支援級って選べるの?」「うちの子も対象なのかな?」
と気になる方も多いと思います。
わが家の娘もAPDと診断されており、学校との関わり方についてたくさん悩み、相談してきました。
この記事では、
- APDで支援級に入ることはできるの?
- 通常級とどうちがうの?
- うちの子にとってどんな学び方が合っている?
について書いていきます。
APDだけで、支援級に入れるの?
まず最初に知っておいてほしいのが、文部科学省は「障害名だけで判断しない」というスタンスを取っていることです。
つまり、「APDだから入れる」「APDだから入れない」と決まっているわけではなく、その子の困りごとやサポートの必要性をしっかり見て判断されます。
ただ、現状ではAPD単体で支援級に在籍するケースはまだ少なく、ASDやADHDなどの発達特性をあわせもつ場合に、支援級の対象となることが多いです。
APDの特性だけの場合、医師の診断書があると話が進めやすくなる場合もあります。

自治体によって判断はかなり異なるので、まずは地域の教育委員会や学校に相談してみてくださいね。
通常級でも「工夫してもらえること」がある
支援級に入らなくても、APDによる聞き取りの困りごとに対して、通常級で工夫してもらうこともできます。
たとえば…
- 教室の前のほうの席にしてもらう
- できるだけゆっくり・はっきり話してもらう
- 黒板やプリントなど、目でもわかる工夫をしてもらう
- ICT(タブレットなど)を使って補助する
これらはすべて「合理的配慮」と呼ばれ、学校にはできる範囲で対応する義務があります。
担任の先生や支援コーディネーターと相談しながら、子どもに合った環境づくりを進めていくことが大切です。
支援級ってどんなところ?
わが家の娘は、APDに加えてASD(自閉スペクトラム症)もあり、通常級と行き来する形ですが支援級に在籍しています。
支援級では…
- 少人数なので、静かで落ち着いている
- その子に合わせたカリキュラムで学べる
- わからないことをその場で聞ける安心感がある
という良さがあり、娘にとっては「安心できる場所」としても大切な存在になっているようです。
「ずっとザワザワしている教室にいると疲れてしまう」「自分のペースでゆっくり学びたい」
そんな子にとっては、とても相性のよい環境なんです。

「支援級は特別な子が行くところ」と思われがちですが、合う子にとっては、のびのびと過ごせる選択肢でもあります。
おわりに:大切なのは「合った場所で学べること」
支援級を選ぶか通常級を選ぶかは、「どちらが正しい」という話ではありません。
どちらにも良さがありますし、どちらの場合も学校と一緒になって子どもをサポートしていくことはとても大切。
APDのある子は毎日わたしたちが思っている以上にがんばっています。
そんな子が少しでも肩の力を抜いてラクに過ごせるように、できるだけ合う環境を選んであげたいですね。

まずは学校に相談しながら、一歩ずつ。
「うちの子に合った学び方」を一緒に考えていきましょう。
